オオカミとこやぎ達とのマラソン・6「しみこんだライブラリー」 |
04月23日 (水) |
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先日の合同練習では、なんだか嬉しいシーンがありました!!何時もの
ように大きな声を張り上げていたことは、変わらなかったのですが、
音楽CDで練習が終った後のこと。「テューターが名まえを呼んだ子は
後で残ってね」といって、呼ばれた何人かを前に話していました。
すると・・・会場の隅っこのほうで、耳に馴染んだライブラリーが聞こ
えてくるではありませんか。それも大きな声で何人も・・・・目をやる
と、そこには高校生(小学生、中学生も少し混じっていたかな?)を
中心に7~8人?円になって楽しそうに「クマがり」を最初からずっと
大勢で素語りしているのです!!誰から言い出したともなく、実に楽し
そうに。つっかえる子がいると、他の子が声を大きくして引っ張ってい
ます。その様子を目でとらえた私は、心の中が温かくなるのを感じまし
た。何度も音楽CDで練習したあと、みんな正直クタクタのはずなのに、
こんなに嬉しそうに声を合わせてライブラリーを素語りしてるなんて、
何で!?・・・・問いかけるまでもありませんでした。声を出して
いえるのが楽しいから。皆で一緒に言えるのが楽しいから。発表から、
何年もたっているのに、ちゃんと覚えているのが嬉しいから・・・
それだけではない、何かが、彼等を動かしているようで、感動しまし
た。かれらの中には、そのライブラリーが心にも体にもしみこんでいる
に違いありません。今回の「オオカミと7ひきのこヤギ」も、いつか
皆で子ヤギのセリフを楽しそうに言う日が来るのでしょうか・・・・・
この日の合同練習も殆ど休む子はいなく、みんなのやる気がよく分かり
ました。先週の高学年のクラスでは、皆セリフやナレーションがいえて
はいるけれど、絵本にたとえると、まだ黒と白、つまり、色が見えてこ
ないので、見ている人を引き込むことができない気がする・・・
(もちろんモノクロームでも、よい絵本はたくさん在りますが・・)
と話しました。それが効いたのか、この日は表現が次第に生き生きと
してきて、ビックリするくらい感情がこもってきました。ようやく
ヤギ役の子供達が、子ヤギに見え始め、お母さんヤギの二人に、白い
あごひげがあるような気がしてきました。オオカミはまだ少し・・・・
でも、小6と中1の男の子達、一番恥ずかしい年頃にもかかわらずよく
がんばっています。ピイプの二人はまさしく適役に思えてきて、やっと
このお話を選んでよかった~!!と心から思えるようになりました。
以前の合同練習や、先週の小学生クラスで、涙を流した小6の二人も、
見違えるように成長して、テューターの目を見ながらセリフを言って
います。自信がついたからこそできる態度ですよね。高大生も、ようや
く背景の意味がそれぞれの中に落ち着いてきたようです。
時計の音をどうやってあらわすか、何を表現しようとしているつもり?
ときくと、「時間そのもの」「振り子」「時計の針」など色々な見解が
でましたが、どう見えるか、だけではなく、何を表現したいのかを常に
問いかけて欲しいな~というテューターの願いは、通じたようでした。
こうして子供達の心が、発表会(=ゴールではありませんが)に向かっ
てひとつにまとまっていく道のりこそが、大切なことなんですね。
山アリ谷アリ、私達は声を掛け合い、遅れた子を待ちながら、集団で
ゴールを目指していきます。
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Re:オオカミとこやぎ達とのマラソン・6「しみこんだライブラリー」(04月23日)
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サンサンさん (2008年04月23日 18時12分)
みんなで頑張っているのですね。
おおかみと、、、の発表、楽しみにしています。
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Re:Re:オオカミとこやぎ達とのマラソン・6「しみこんだライブラリー」(04月23日)
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クロッキーさん (2008年04月23日 22時35分)
サンサンさんへ
>わぁ、書き込みありがとうございます!
なんだか必死のテューターに、子供達がよくついてきてくれている、
というカンジです(笑)
サンサンさんのアリス、楽しみにしてます!!
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