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地球って生きているんだなぁ・・・ |
04月06日 (日) |
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3月の終わりに、ハワイに行ってきました。帰国したら、桜が咲いて
すっかり春に・・・短い間に冬・夏・春と、味わうことができました。
今は日本の春っていいなぁ・・・としみじみしているところです。
すこしだけ旅行報告させて頂きますと・・・・
今回はハワイ島(ビッグアイランド)のコナへ、直接参りました。
活火山であるキラウェアのマグマを見たくて・・・ところが最近活動が
活発になっていて、危険なので、徒歩で近づける範囲が限られていま
す。そこで、ヘリコプターに乗ることに。ヘリは未体験の私。7人乗り
のヘリでいざ出発。体重によって座る席が決まっています。足元ギリギ
リまで、ガラスで、下の様子がよ~く見えてドキドキでしたが、軍隊経
験21年というベテランパイロットのおかげで、恐怖は全く感じません
2時間のフライトの間に、赤くうごめく(という表現がぴったりの)マ
グマをこの目で見ることができました。
また、海岸線を飛ぶときには、溶岩が海に注ぎこんで、
海から大量の水蒸気が発生しているシーンも!ものすごい量の水蒸気な
ので、すぐそばに雲が発生し、そこからスコールが海と陸に注いでいま
す。直ぐ手前は晴天なのに、まるでソコだけ灰色のカーテンのように、
スコールが降り注ぐ様子は、不思議としかいいようがありません。
ほんの数分でスコールのカーテンを潜り抜けると、ものすごく大きな
虹が海から発生しています!!ハワイの言葉でロイロイというそうです
が、虹を見たら、周りの人とキスをする、というロマンチックな習慣が
あるとか。
ハワイ島には、マウナ・ロアとマウナ・ケアという2つの
4千メートル級の山があり、山頂は雪、でもビーチでは海水浴という
本当にダイナミックなところでした。ビーチから入り組んだ峡谷で
高い山から流れ落ちてくる、行く筋もの滝、それが海に直接注ぎ込んで
いるハマクーアという海岸線も、緑が目に染み入るほどに美しく、多く
の人たちを魅了し続けるのもうなづけました。
ハワイ島の人たちは、
豊かな雨の恩恵を受け、なんと60パーセント近くの方たちが、水道で
はなく、雨水を蓄える施設を備えて生活していると、パイロットが教え
てくれました。有名なコナ・コーヒーも、この島が発祥です。
スティしたホテルにはイルカがたくさんいて、トレーナーとまるで会話
しているような(実際イルカ同士は会話をするそうですが)様子にビッ
クリ。シュノーケルをしてもぐった海には、色とりどりの魚達。この島
のビーチは、黒い溶岩がたくさんあり、美しい砂浜、というわけには
行かないのですが、そのおかげか、入り組んだ岩陰にはたくさんの魚や
海洋生物が隠れているのでした。野性のイルカもたくさんいるそうです
し、クジラもこのシーズンは、海岸線の近くまでたくさん来るそうです
また、ハワイ島の夜空は、世界有数の美しさだそうで、各国の天文台が
勢ぞろいです。なるほど、空を見上げれば、日本では確認できそうもな
い小さな星達もクッキリ!まるでプラネタリウムのよう。(イヤ、プラ
ネタリウムが、これを模写しているのですが)なんとシューティングス
ターを短い間に二つも見ることができ、感激です。病床の父の事を思わ
ず祈っていました。
つい、旅行レポートになってしまいましたが・・・今回、見たかった
マグマを見ることができ、つくづく地球の命、という事を考えてしまい
ました。本当を言えば、飛行機もヘリコプターも、快適なエアコンも
全て、地球にとってありがたくないことなのでしょう。おりしも
京都議定書がいよいよ本格的に動き始め、宇宙には、再びシャトルが
打ち揚げられ、このハワイ島出身の日系飛行士オニヅカ氏らの尊い犠牲
を乗り越えて、どこまでも宇宙にチャレンジしていく人間。
知る、という事は、とっても素晴らしいことだけれど、そこで満足して
いたらダメなんだ・・とつくづく考えてしまいました。これから何が
できるんだろう。日本の美しい桜、ハワイのダイナミックな山と海、
今回は、地球の生命という事をしみじみ感じた旅でした。
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