2008/03/22の日記 |
03月24日 (月) |
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いざ旅立てよ ひつじかい
あかつき 星をけさぬ間に 「蛙と金のまり」より
社会に旅立っていく二人と一緒に最後に楽しんだ物語
二人にとって最後の大学生クラス。Hが選んだのはグリム童話のこのおはなし。「ばらのかおりはそのにみち、蜘蛛はあやしの文字をおる いざたびだてよ ひつじかい あかつき ほしをけさぬまに」というラボのこの物語の最初と最後にあるこの詩は、みんなの心をとらえて離さない。でも、どのグリムのおはなしにもないよね、この歌。ドイツのわらべ歌なのかな?と、制作局のM氏におうかがいしたところ、丁寧にお返事をいただき、これはらくだこぶにさん(谷川雁さん)の創作であるそうだ。いやしい蛙がお姫様のかんしゃくを爆発させて壁にたたきつけられた瞬間、美しい王子にもどり、お姫様の心をつかむのである。こどもたちは、最後にその王子をむかえにやってきた忠臣ハインリッヒのほうに興味がわく。「きっと、このお話は王子が魔法にかけられて蛙に変えられてしまう、という長い長いお話の最後の部分なのではないかな?」という。王子もお姫様も名前がでてこないのに、忠臣ハインリヒだけが名前ででてくるんだもの。悲しみにさけてしまいそうな胸を鉄のたがでしめつけて
こわれないようにしてずっとこの日を信じて生きてきたハインリヒの歓びってどんなだったんだろう?よろこびで、そのたがが割れる音ってどんなだろう?
と、このおはなしの不思議さにひかれるみんな。美しく格調高いお城の風景と
人間が抗えない魔法の不思議な世界を予感させるような、らくだこぶにさんの詩がもっと、おはなしを不思議なものにしているように感じた。
最後にこのおはなしを選んだHはこのおはなしでものすごく"お嬢様”に扮したかったそうだ。それで、蛙役はうーんといやしく、ペタリペタリぬるぬる!というかんじも声も出しておもいっきりたのしんでいた。
それで、どうだったかな?お嬢様?このハッピーエンドは?
卒業するKは22歳、Hは20歳。人生を1日にたとえたら、まだまだ暁が星をけさぬかどうかというころ。いざ、旅立てよ羊飼い。
Set Out On Your Journey! たくさんの人々の”光”になりますように。
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Re:2008/03/22の日記(03月24日)
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たまがわのヨッシーさん (2008年03月25日 09時30分)
二人とも、おめでとう!!立派に社会人になっていくでしょう。Hち
ゃんのお母様にはうちのパーティの父母会に来て国際交流の意義につい
て話していただきました。感謝しております。TSPでもお世話になり
ました。二人ともほんとに頑張って、またラボを楽しんできましたね。
かえると金のマリのこの詩は私も心にビンビン響く大好きな詩です。谷
川雁さんのオリジナルだったのですね。
アイアイも5日の合宿に顔を出してラボ生活を終了の予定です。
いざ旅たてよ!若人達。たくさんの物語を心に刻み!!
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