横浜・馬の博物館(根岸競馬記念公苑)へ馬に会いに行く!
「スーホの白い馬」をたのしんでいたら、もっと馬のことを知りたくなり、2月の雪の降った翌日の寒い日、馬の博物館なるところに下見にいった。馬の厩舎には5頭の馬がいたが、なんとスーホの白い馬のような白い馬がいて、その大きな瞳でこちらをじぃーと見ていなないた。体からは湯気がたっている。それで胸キュンとなってしまったテュターは何としてもこどもたちに出あわせたい、と思った。今日は春到来!というような暖かいおだやかな1日。32人の子供たちと2人の大学生、18人の御父母で参加。最初に馬の博物館に行く。
村井館長さんが説明してくださる。館長さんはきり紙の達人でこどもたちはペガサスから恐竜、蝶々にうさぎなど一人一人違う立体きり紙を目の前できりぬいてつくってもらい、館長さんはいっぺんに人気者に。おまけに模型の馬にのっている侍の腰にさしていた、5キロの日本刀をもたせてもらい、こどもたちはおおよろこび! 「馬もみてよ!」と一生懸命声をかけるテュター。館内には馬と人が大昔からいっしょにくらしていたことを展示するコーナー、馬の化石コーナー、馬の世話の仕方や馬力、馬の表情(耳や声)、馬の目になろうコーナー、馬の背体験コーナー、馬からつくられるいろいろなものコーナーなどがあり、モンゴルのお祭りナーダムでの競馬のヴィデオなど映像もいろいろ見ることができた。こどもたちは自分のきにいったコーナーにいりびたっていたようだが、みんな馬頭琴を手にもって、弓でひかせてもらった。ただし、メインテナンスしていないので、音はでないのだが、「馬頭琴って、すごく大きいね!」。楽器の一番上についている馬の頭の彫り物もすごい。お昼を森林公園で食べ、芝生の上をころげまわったあと、いよいよ小学生以上は乗馬体験。幼児はどさんこ馬のひく馬車にのって馬場を一周。小学生たちは緊張しながらも、馬のたてがみや首をさわって嬉々としている。大学生のHは後ろむいて写真をとっている余裕ぶり。でも、テュターは今にもふりおとされそうで、必死に鞍にしがみつく。笑顔でポーズなんて、ましてや、これで走るなんてとても無理。「スーホは鞍もなんにもなくて、裸馬にのっていたね!すごいね!」と話す。おどもたちはたくさんのことを発見したり、感じたりしてくれたと思う。
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