世界のすべての子供が教育をうけられるために=Educastion for All(EFA)という世界的活動のこれまでの活動レポートとこれからの展望についてのセミナーが、緒方貞子さん率いるJICA(独立行政法人国際協力機関)の主催でおこなわれた。
23日は大学生の都合で土曜日ラボがお休みであったので、H&Hの松崎テュターからご案内をうけたときに、即申し込みをして参加。この分野は全くの素人であるが、昨年末に大山Pのこどもたちがつくった葉っぱのクリスマスカードを松崎Tがカンボジア、バングラデシュの孤児院の子供たち一人一人に手渡してくださり、返事をもって帰ってくださった。大山Pの子供たちにとっては一昨年の手作りノート活動以来、はじめて自分宛てに海外から手紙をもらって大喜びで、カンボジア・バングラデシュの子供たちにとってはうまれてはじめてもらう自分宛ての手紙で大喜び!ということになった。本当に感謝するとともにカンボジア・バングラデシュのこどもたちのことをもっと知りたくなって、参加した。
会場は大学生やNGOの活動している若い人たちでいっぱい!あつい質問がどんどん飛び出すなど、熱気があった。2つの基調講演は英語でおこなわれたので、あとにつづくレポートの資料も英語でかかれたものが多く、世界のコミュニケーション・ツールである英語を確認した。アカデミックな基調講演のあと、JICA,ユネスコのACCU,日本のNGOという活動する側からのレポート、また、これも比較的若手のオフィシャルな支援機関である外務省、文科省、財務省の方々からのレポート、そしてパネルディスカッション、とつづき、最後に予定時間を超質疑のあついやり取りがあって、とてもおもしろかった。EFAは”万人のための教育”であるので、これからは、すべての子供たちが”地球市民”として地球温暖化の問題をふくめてまなんでいかねばならないのだな、とおもった。世界でまだまだ出生登録もされず、人権というものを拒絶されて教育の機会をもてずに一生懸命生きている子供がたくさんいるのだ、とい知って、少しでもラボの子供たちと共にも、このことについて学んで何かしていけたらなあ、と思った。「スーホ」のために子供たちとよんだ「プージェ」の本にも遊牧民ということで、病院でみてもらえず、補償もうけられない人々の不条理を子供たちと感じたところであったので。
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