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知恵(Knowledge)と智恵(Wisdom)の違いって何? |
01月21日 (月) |
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「大人の見識」阿川弘之著を読みました。一気に読めましたがその中でよい言葉がありました。
(英国人の見識)の項に、著者が人柄、品格、見識に親しみを抱いた日本人が3人いる。
慶応の元塾長「小泉信三」先生がその一人で先生のお気に入りのエピソードがあり、チャーチルの大隊で起こったことの顛末です。
若い将校がシェリーの瓶を開けて飲んでいた所へ大佐が巡視に入ってきたので、慌てて瓶に蝋燭を立てて燭台にしてごまかした。
その後ロンドンでぱったりあった時、その大佐が盃を上げて言うには「君、このシェリーは蝋燭の匂いせんよ」と言った。
明らかに大人の智恵を持った人だった。日本人に知識(Knowledge)はもう十分ある。欠けているのはこういう智恵(Wisdom)だ。と言うのが,小泉さんの結論だったそうです。
詳しくは省きますが言葉と言うものは深いものですね。
外国語を学ぶ時にその国の事情を良く知ることも、言葉を学ぶ上でも大切な事が良く分かる一節でした。
日本海軍の伝統の良さなども英国海軍のものを沢山例に出して書かれています。
C.Wニコルさんの本「誇り高き日本人でいたい」の本の中や講演会でも触れていました。1500人の英国水兵を救った日本の海軍の軍人のことや「武士道に憧れた少年」ニコルはやはり「シーカデット」英国海軍の青少年育成団体で出会った柔道が彼を日本との出会いに導いたそうです。
ラボ活動の中には上記の様に外には見えない力の育成があると思います。(新年会に突然参加してくれたOBのY君:彼はアメリカ留学中ですが、成人式のために帰国していました。彼もラボOB,OGがよく言う「人間力」を存分に発揮しているOBだと思いました。)
まさに子供達の学校での生活と併行する様々な活動の中で、ラボは内包する沢山の目的に合わせる活動があり、それは長いスパンで考えて積み重ねてゆくことも多いので、ご家庭でも日常の中で何かとお忙しいとは思いますが是非ご理解いただき、これからも積極的に色々な活動や行事に無理の無い形でご参加くださるようお勧めします。但し日常活動の聞き込みが一番大切です。学年,在籍にかかわらず聞き込んだ量が本人の力に比例してゆきますので、聞き込みは上手にいつも聞けるように環境整備と習慣づけをお願いしたいです。
表題とかみ合わなくなりましたが、言わんとすることはCDライブラリーを沢山聞いてほしい!ということです。
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