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3歳の時からひきつけられていた「おどりトラ」を動く |
02月15日 (木) |
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高学年のクラスだけで、15周年に発表したいテーマはないか?ということで、各自やりたいテーマを持ってくる、ということになった時、中3のTくんが、迷わず「おどりとら」を挙げた。お兄ちゃんが入会した、自分が3歳のころに聞いたこのお話に魅力を感じていて、いつかやりたいと思っていた、とのこと。先日のパーティで動いてみました。
T君はモチロンおどりトラになって、コミカルに動き回ります。
「うん、面白いけど、T君がメインだったらいいとおもうけど・・・」
「ちょっと(今回やるとしたら)物足りない、なんかちがう気がする」と女の子たちから意見が出ると、T君は
「いやぁ、わかってますよ。今回みんなで動けただけで、それでもう満足ですよ。」とさめた様子。
10年間やりたいとあたためたテーマがあること、それをみんなでシェアし共感を得ることができること、両方ともとても価値あることだなぁと感じました。思い切りおどりトラになって思い切り踊れるようになっている、小さい時には頭で思い浮かべるだけしかできなかったことが自分でできるようになっている、という経験はとても満足する、たのしい体験なのではないでしょうか?T君がみんなで動けるだけで満足だった、といったのは本音だろうな、と思います。もちろん、舞台で彼が主役になって思い切り踊れたら、もっと満足するんでしょうが。
ラボを続けることは、ホントはとても難しいこと。ご家庭の温かいまなざしがあってのことです。でも続けていくとホントにたくさんの花や実がなってその子に返っていきます。それも高校生ぐらいになってからかしら。一気に『ラボのお陰』とおもわれるいろんなことがラボっ子の体から、頭から湧き出してきます。自分でもそれがラボのお陰か自分の隠された能力が現れたのかわからないんですが。自分でそれがラボのお陰だと確かに判断できるのはもっと大きくなってからなのかもしれませんね。
今は、出会いと分かれの季節。ラボをやめようか、もどろうか迷っている子も多いはず。ちょっと強引でも引き戻してあげることが彼らの為になるはず、と自信をもてたらテューターとして一人前なのに・・・。
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