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「かぜはどこへいくの」をよむ |
02月03日 (土) |
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昨日のプレイルームでシャーロット・ゾロトウ作の『かぜは どこへいくの』を読み聞かせしました。
絵本をたくさんよんでもらっているこは飽きずにじっとして聞き、見入っています。なかにはふざけて、じっとききいっているこにわざとちょっかいを出す子もいます。ママははらはら。
「パパは夕方にバルコニーで絵本を読んでくれました」の所にきたら「私はよるねんねするときにパパもママも絵本たくさん読んでくれる」
「わたしは、パパもママもおねえちゃんもよんでくれる」とつぎつぎに発表・・・。
だんだんお話に引き込まれていってしずかになりましたが、読んでいるあいだに子供達より、ママ達がこのお話に引き込まれている様子が伝わってきました。読み終わったあと、ママ達に感想を聞けなかったので、ちょっと書いてみました。
絵本って けしてこどもだけのものではない、そう思えるものの中の1冊がこの絵本だと思います。子供に読んであげながらも、自分がこんなふうにこどもの疑問に答えて挙げられたら、どんなに素敵な父であり母であるだろう、こんなふうに答えてあげられなかったなと自分を反省し、こどもにいつも真摯な大人でありたいと思わせてくれる1冊です。
「ひるがおしまいになったら、お日さまはどこへいくの?」というこどもの問いに、「ひるは おしまいにならないわ。べつのところで また はじまるの。そして、お日さまはそこを てらすのよ。おしまいになってしまうものは なにもないの。」と答える母。かぜも、たんぽぽのふわふわも 道も 山も波も雨も トンネルに入った汽車も 木のはも 季節も。そして「ほんとにぐるぐる ぐるぐる、つづいて いくんだね」と子どもに気づかせる この親子の会話の展開。なかなか実際にはこう上手くは いかないですよね。でも、絵本でも普通の本でもそうなんですけど、実際とは違うかの知れないけど、真実を読者に見せてくれる、そういうものですよね。そういう意味でも、心にしみる本です。何度も、なんどもよんであげたくなる本ですね。
「The song of the salmon]」と通じるテーマでもあります。
どう感じられたか、ママたちの感想を おききしたいなぁ。
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