箱根の観光品を日本の伝統工芸品へ! |
11月27日 (月) |
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12/3(日)「ひとつしかない地球子ども広場ファイナル」にて
『寄木細工に挑戦しよう』―神奈川支部・富士東地区主催ブース―
パシフィコ横浜会議センター 3F 316会議室
指導:金指勝悦氏(寄木細工伝統工芸師)
挑戦作品:40ピースで作るコースター(完成時:8cm角)
開催にあたり、箱根・畑宿にある講師・金指氏の工房を訪ね、最終打ち合わせと実際に担当する私たちが体験をしてきた。
その様子をご紹介しましょう。
当日ご指導くださる「金指勝悦氏」より工程のご説明:
箱根には色々な木がある。木を切った面は色々な模様がある。それらを寄せ集め、切り方で面にさらにおもしろい模様ができる。

手前紐を巻いてあるものが色々な木を寄せ集めた状態
それを色々な角度で切り、つないで一本にした物が右側にある「ぼう」
左はその「ぼう」を切って作ったチップ、これらが今回挑戦するコースターの材料になる。

その「ぼう」を大鉋で削る。
左の女性が手にした棒を左に倒すと紐でつながっている鉋が引っ張られ、金指氏の持つ「ぼう」がスライスされ、3枚目の写真のようにキョウギができる。それを「ずく」と言う。
この「ずく」は香りの強い木が材料になっているので、嗅ぐと清清しい香りがした。
当日会場にこの大鉋を運び込むので、「ずく」作りも体験できる。
寄木細工の作品の99%は、この「ずく」を木工品に貼ったものだそうだ。なぜならば、その方が安く大量に出来るからだ。
上記は「ずく」を張り合わせ、ビニールコーティングしたもの。
これらはお財布やめがねケースなどに用いられる。
しかし、金指氏は「伝統工芸は引き継ぐだけでなく、時代、時代に変化し、考えを改良していくものだと思う。」の信念の元、「ぼう」をそのまま彫って作品を作る「むく」を手がけている。
右の「ぼう」をそのまま彫って作った茶筒。味わい深い模様だ。
他にも「むく」の作品が多い。下はワイン容器。右のペン立ては彫ったのではなく、「ぼう」を切って張り合わせたもの。
さて、10分位のお話、説明の後、いよいよ「世界にひとつしかない」自分のコースター作りだ。
当日は300円で挑戦できる。格安!です。
右の板は作業板。袋の中身は40個の木片、(これは全部自然色、袋の中身は全部色が違う)、木工用ボンド、紙やすり
さぁ、はじめましょう。まずは木片を並べてデザインや形を考えましょう。
いろいろな作品があっておもしろい。
ピースは金指氏が別にご用意くださる他のいろいろな色のものと交換できる。
形が決まったら、内側からボンドで付けていく。外側から付けていくと中に収まらなくなるので要注意。
約1時間で出来上がる。ボンドが乾くまで作業板からはずさない。当日はこの状態で家に持ち帰り、一晩乾かしてからはずす。それから表面に紙やすりをかけてきれいにし、好みでニスを塗るのもよい。
私たちの作品。どうです?なかなかのものでしょ?
体験はすごい!やる前と後では作品を見る目が変わる。
香りや温もりがちゃんと伝わってきて、愛おしく感じた。
だから、買ってしまった。一輪挿し。6,800円。「むく」
思い出の品がまた一つ増えた。
お正月に行われる箱根大学駅伝の優勝校に、10年前から寄木細工のトロフィーを箱根町から贈っているとのこと。その製作者が金指氏。もちろん作品は「むく」。
金指氏は一見穏やかなお人柄のようだが、伝統工芸品を大事にしている強さのある方とお見受けした。
「箱根の観光品を日本の伝統工芸品にしたいと思っている。」とおっしゃったことばが心に残る。
またすてきな出会いをさせていただいた。
日本の伝統工芸を知るよい機会です。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。当日会場でお会いしましょう。
第1回目:11:00~ 第2回目:12:30~ 第3回目:13:30~
木にこんなに色があるなんてご存知でした?
<おまけ>
近くのおそば屋さん「桔梗」に囲炉裏があった。おそばもおいしかったし、温かい一日になった。
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Re:箱根の観光品を日本の伝統工芸品へ!(11月27日)
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めぐこさん (2006年11月27日 22時43分)
写真つきですごくわかりやすく紹介してありますね。私は気軽に楽し
んでしまいました。すみません。元箱根まではよく来ますが畑宿まで足
をのばしたのは初めてで、新鮮な体験でした。またゆっくり行きたいな
と思いました。古ギャルさんの作品もすてきでしたよ~いろんな個性の
ある木が個性的に寄せられてすてきな作品になる・・パーティもそんな
風であるといいですね。当日たくさんの方に体験していただけるといい
ですね♪
それにしても帰りは箱根峠はものすごい霧でした・・・ちょっと怖か
ったです(><)
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Re:Re:箱根の観光品を日本の伝統工芸品へ!(11月27日)
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古ギャルさん (2006年11月27日 23時31分)
めぐこさんへ
>いろんな個性のある木が個性的に寄せられてすてきな作品になる・・
パーティもそんな風であるといいですね。当日たくさんの方に体験して
いただけるといいですね♪
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そうですね、と言うことは、今日の作品はそれぞれのパーティカラー
が出ていたことになる?う~む…
霧がひどかったのはお気の毒。以外にこちらは明るかったですよ。
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Re:箱根の観光品を日本の伝統工芸品へ!(11月27日)
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さっちゃんさん (2006年11月29日 17時34分)
書き込みありがとうございます。
富士東地区のブースも魅力的ですね。
皆さんが作った寄木細工にも個性がでていますね。
当日は実行委員になっているので、五階でバッチ売りの少女?
をしています。でも、テーマ活動の発表などは見に行くので
途中ぬけますといってます。
見にいけるといいのですが。。。
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Re:Re:箱根の観光品を日本の伝統工芸品へ!(11月27日)
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古ギャルさん (2006年11月29日 21時18分)
さっちゃんさんへ
>当日は実行委員になっているので、五階でバッチ売りの少女?
をしています。でも、テーマ活動の発表などは見に行くので
途中ぬけますといってます。
見にいけるといいのですが。。。
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そうなのよねぇ。結局当日を見学できる神奈川のテューターは
少ないのでは?
楽しんで喜んでくださる方が多いことを望んでます…
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