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2006/10/05の小・中学生クラスの日記 |
10月05日 (木) |
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角君が秋休みでおじいちゃんおばあちゃんの所へ行っていてお休み。雨なので自転車で通ってくる由佳ちゃんがお休み。3人だった。
<Poem> "skipping" また詩にもどって続きをした。
これは昨年地区研でPoemに取り組んだ時私が担当した詩だ。
視覚的で、一見易しそうにみえるのだが、韻を踏むために倒置してあったり省略があったりして難しかった。
子ども達は感覚的にうまく訳していた。情景が見えているようだ。辞書を引くのに時間がかかって、音を楽しむところまでいっていないので、訳を発表し終わってから、何回かCDと一緒に声にだしてみた。音やリズムを楽しむことも詩の大きな要素だ。やはり訳している間30分ほど(?)ずっとCDをリピートにして聞きながら訳したほうがいいようだ。今回は途中で止めてしまったのがうまく読めない原因だったかな?
<テーマ活動> 「セロ弾きのゴーシュ」
今日はあやちゃんが秋休み中で早く来ていたので、配役を書き出しておいてくれた。
「司会者も2行くらいせりふがあるけれど、どうする?」とあやちゃん
「え、それ団長のせりふじゃなかったの?」と私。
「違う。」とあやちゃん。「じゃ、だれか兼任しましょう。」
こんな具合に子どものほうが、ずっとしっかりしている。
集まったところで自分のやりたい役を書き入れた。偉そうでゴーシュに徹底的にやられるネコが人気がない。ネコ好きのあやちゃんも嫌だという。来週お休みしている子の意見を聞いて調整して役を決めよう。
今日はたぬきのやってくるところから。ゴーシュが服部君。たぬきはあやちゃんとなおちゃんがすることにして、新聞紙を丸めてスティックを作り音楽に合わせてたたいていた。私も前にトライしたが結構難しい。子ども達は上手にリズムをとっていた。リズムをとると楽しい。
次に野ネズミ。赤ちゃんはセリフがないのでぬいぐるみで。
最後に楽長を南帆ちゃん。司会者をあやちゃん。
最後の場面で服部君がうちの窓のそばに行って、せりふを夜空に語っていたのが印象的だった。
終わってから、時間がなかったのでティータイムをしながらお話の確認をした。
「たぬきは何を教えてくれたの?」と私。
「2番目の糸が遅れること。」と服部君。
「それはゴーシュの弾き方が悪いということ?」と私。
「違う。糸の張り方。チェロが悪かった。」とあやちゃん。
「ほら、楽長がセロが遅れたとかなんたらかんたら言っていたでしょ。その原因だよ。」と南帆ちゃん。
「次に野ネズミはどう?」
「ゴーシュの力。動物をゴーシュの音楽が治すってこと。」と服部君。
「音楽とは人の心をcureするってこと?」と私。
「僕なんか音楽聴くと心もルンルンになる。」と服部君。
「身体もリラックスするしね。」と南帆ちゃん。
「最後になぜカッコウにゴーシュは謝ったの?」
「カッコウが正しいことを言ったのに、毛をむしって朝食に食おうとして悪いことをしたと思ったから。」と服部君。
「何でカッコウだけに謝ったのかしら?」
「一番カッコウに教えられたからですよ。」と服部君。
本を読んでいてわからないところを子ども達に質問するとなるほどという答えが返ってくる。宮沢賢治の作品は原作が日本語なのでそのまま理解して考えていけるし日本人の心みたいなものが根底にあるので共感で
きて味わい深い。
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