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 黒岩PのあれこれVol2
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子供達に導かれて 09月28日 (木)
今日はさわやかな天気でした。私の心もさわやか。小学生とがっぷり

楽しめる木曜、今日は何を発見するのかワクワクです。もちろんキディ

の楽しさは格別ですし(自分が入り込んでしまう楽しさ、です)、

中・大生とは色んな話しができて等身大で語り合えるところが魅力です

し、どのクラスにもそれぞれの喜びがあります。今、秋の研修で「小学

生年代が生き生きとテーマ活動を楽しむには」というテーマで神奈川の

いえ、全国のテューターが研修しているのです。中学生、高校生、大学

生と素晴らしいラボっ子が育っていくのは、何はともあれ小学生年代に

どれだけテーマ活動を「楽しんで」きたかによるのではないか、と専門

家の方々も考えているようです。もちろんプレイルーム、キディの年代

がその基礎になっていることはいうまでもありません。しかし、小さい

うちは、なかなかアウトプットとしてはっきりと現れにくい場合があり

ますよね。もちろん、テューターとお母さまにははっきり見えているん

ですけど。その点、活動範囲が少し広がって、色々な知識が増えてくる

小学生年代は、いままでのインプットと知識や現象がパズルのピースが

はまるようにぴたっと合致することが増えてくる。今日もパーティの中

でそんなことがありましたよ!

今日のテーマは、引き続いて「15少年漂流記」Ⅱ話でした。どんどん

のりのりになっていく子供達。お話にひたってるなぁ~と見ていて感じ

ることがたびたび。実は5年生のS君が、中学受験を控えて来月から

お休みに入ります。お休みの前に素語りをしてね、といってあったので

彼は今日「今日はみんなでクマがりだ!」を自分の絵本を手に、本当に

笑顔で、明るく上手に語ってくれました。それを聞いていた小4のKd

「あれぇ!?大発見!」と小さい声で。「ねぇ、15少年に出てくる

洞窟とさ、クマがりのほらあな、どっちも"Cave"っていってるよ!」

と私にホントにうれしそうに、大発見をした様子で教えてくれました。

ひょっとすると、ここにいるメンバーの中には、そのことをもうとっく

に知っていた子がいるかもしれません。その可能性も高いのですが、

彼女は、純粋にパーティの中で気がついてくれたのです。これはとても

素敵な瞬間でした。そしてそれを私に大事な話しをするように打ち明け

てくれたのは、テューターとして何より嬉しい瞬間でした。休会にむか

うS君にも胸が一杯になるような、すてきな勇気を貰いました。

彼は国際交流も行く予定ですので、みんな必ず戻ってくると信じてか、

しばしの明るい別れでした。いつでもおいで、とみんなで送り出しまし

た。無事受験を終えて、また今日のような笑顔で戻ってきてね。

15少年のお話のせいでしょうか・・・いろんなことがあって子供達が

悩んだり、泣いたりしても自分達でちゃんと切り開いて立ち上がってく

る。彼等はきっと意識していないかもしれません。でも、お話のなかの

ジャックが、ドニファンが、ブリアンが、彼等に勇気を与えてくれるよ

うな気がしてなりません。
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