『ダルシン ドュールの子」:「木」から学ぶって?
前回の1話を動いて、なぜ、ラグダはダルシンを助けずに、「ドルソイの追放」にしたのか?2話をきいて、きずいたことを話し合う。
ーー「ダルシンが王になるにふさわしくなるためには、たくさんの試練をあじ あわなければならないとかんがえてから(コウタ)」
さて、それはわかるが、では、野に追放されて、どこから、何をまなぶのか?
ーー「木の力。ダルシンはドールの木からなずけられたといっている。木は天と地、生と死をつなぐ、とかたられている」(はるか)
――「そうだね。みんな役をやることばかりを考えているけど,この話の後ろにあるもの、みんなが、見落としているところがあるんじゃない?みんなの日常にはないから想像しにくいもの。みんなには、“木の記憶”って、どんなものがある?木はすごいなあ、とか、自分の木をもっている?木についておぼえているところ。」(T)と、ひとりひとりじぶんが[木]からまなんだことがあるかどうか、自分の経験を話し合う。木登りした、さわったら、木肌に木の歳を感じた・・など。スプリングキャンプの黒姫で、春の目覚めの木に聴診器を当てて地面から栄養を運ぶ木の脈の音にびっくりした話、カナダで数千歳の大木を仰ぎ見て、ネイティブインディアンと同じことを感じたと木のことなど、テュターはみんなより、少しだけ経験が多いよう。(木登りもやってたが)。「ケルトの木の知恵」の本をひらいて、みんなで木のことを考える.――木って、ひとつひとつ、形がすごくて、何か言ってそうだね! ケルトのひとたちは木の、薬としての効用をよくしっていたこと、追放されたダルシンはどんな木を、森を、景色をみたのだろう?など、写真をみて考えてみる。
あごを手術したばかりのYは、まだしゃべれないけど、もちろん、テーマ活動もやる。「ぼくはしゃべれない外国人だと思って」からだやジェスチャーと気持であらわすから、みんなもそれをうけとってくれ!とのことだが、それは皆にとって、すぐできること。たのしくTAがはじまる。前回のときはあまり意識しなかったけど、ドルソイたちの木をあがめる歌にすこし気持がこもるようになったかな?それから、ダルシンがどんなことをしてくらしたかも、かんがえてやらなくちゃ、と気付くが、では、どんな生活をしていたのか?はもうすこししらべたり、かんがえなくてはね。
おわって、気付いたことを話合う。
・ もしかしたら、コンラ王も若い時、王になる前にドルソイの追放を経験して、王になれたのでは?と気がついた。
・ ダルシンの母はどんな人だったんだろう?ブリジットみたい?
・ イッピのおとうさん、おかあさんはどうしたんだろう?どうして、みなし子になちゃったの?
・ ダルシン、イッピ、それからオブ、グルーと、このはなしには親がいない、親から離された、というシチュエーションが多いね。
・ 木から学ぶ,という私たちが忘れていたこと。
・ グンダーは、このあと、どうなった?
もっと、ふかめたいところがいっぱい。また、役としておはなしにのめりこむのがたのしいこのおはなし。でも、20周年にむけて、おはなしえらびのためにとりくみたいものをやっていかねばならない。やりたいものは:
Y:「ゴロヒゲ」「ああ、ふるきよき時代」、か、[ダルシン] (コウタもおなじく)
H::「ドリームタイム」(全話通してやってみたい)
K:「UP & DOWN」
来週は14日(木)7‐9時。ハインツをむかえて。たのしい、「ああ、ふるきよき時代」と、SBの「クールスコホロなどやってみることにする。大学生はTSPとフェスティバルの仕事もこなしながら。
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