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「ケルトの木の知恵」つれづれ草 |
08月14日 (月) |
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やっと自分の夏休み、かな。といってもどこに行く予定もない、ひたす
らのんびり命の洗濯、という感じですが。今日は、合宿の実行委員会。
Misiaが、初めてグループリーダーをするといって、頑張っています。
キットたくさんのみんなが助けてくれるから大丈夫。中2のYnが一緒に
実行委員をやってくれて、テューターとしてはすごく嬉しい気分です。
黒姫5班の事を書いたHPを訪ねながら、ふと、お礼を1人、言い忘れてい
たことに気がつきました。中2のゆうま。今年は、今までのキャンプバッ
ジの残った分を売るコーナーがあったのですが、小さい子から優先だっ
たので、絶対無理、とあきらめていました。そこにゆうまの姿を見かけ
「もしできたら、西遊記の一つ、かってくれる?」と頼んでおいたら・
・・・なんと本当に一つゲットしてくれたのです!嬉しかった。無口で
余りしゃべらなかったけれど、すごく優しいところを見せてくれました
ラボっ子ならでは、かも。ありがとう、ゆうま。
話しは変わって昨晩は、連れ合いの会社関係のファミリーがアイルラン
ドからホリディーで日本へきているので夕食をご一緒に。あちらは5名、
ウチは3名・・・狭い我が家では、ちょっと窮屈。でもお家には招待した
いので前菜とビール等を用意して、メインは近所の「とうふやうかい」
という料理屋へ。17歳、20歳、23歳の姉弟と、ご両親、アイルランドの
ゴールウェイと言うところからやってきました。そこで、先日ラボセン
で申し込んだ「ケルトの木の知恵」という本を見せると、ものすごく
話題が盛り上がって!その中の、サンザシのセクションにある59ページ
の岩場の写真を見て「オ~、これは!」というのです。どうしたの、と
聞くとこの風景は彼等が住むゴールウェイ(アイルランド)の南部にあ
る場所だそうです。この写真では、岩だらけなんですが、春になると
この岩の間に色とりどりの、本当に色んな色の花が咲き乱れて、この世
のものとは思えないほど美しくなるそうです。しかも。その風景は他の
どこにも見られない、この場所独特の風景だそうで、とても有名なんだ
そうです。写真の解説を読めば、妖精の存在を感じる場所となっていて
そうか、この荒涼たる岩場がそんな夢のように変身するからこそ、妖精
の魔法だと感じられるんだな~と納得しました。彼等もこの本にとても
興味を示してくれました。アイルランドでは、英語をもちろん話します
が、ゲーリックといって、所謂ケルト語も小学生から習うそうです。
自分達のルーツを忘れないために、街中の標識も、英語とゲーリックで
ダブルに書いてあります。英語とは全く違うアルファベットと読み方で
まるで、魔法の本に出てくるような文字に見えます。田舎の方へ行くと
街中の看板やら、サインやら、全てゲーリックだけで書かれているとこ
ろもあり、まるで不思議の世界に紛れ込んだようになったことがありま
した。アランアイランドという切り立った断崖絶壁(クリフ)が有名な
島へ行ったときは、観光馬車のおじさんが、ケルト語で古い民謡を歌い
ながら馬車を走らせてくれました。今回のライブラリーの妖精のめうし
にでてくる歌にどことなく似ている、物悲しいような節回しでした。
最初にライブラリーを聞いたとき、このアランアイランドで聞いた歌を
思い出したものです。アイルランドの古い遺跡を訪ねたときは、自分が
訪ねたことのあるヨーロッパやイギリスの史跡とは全然違う、つまり
キリスト教の匂いのしない、もっと魔法などが強く信じられていた雰囲
気が漂っていました。ハロウインがドルイド教(アイルランドに古くか
ら伝わる土着の宗教)と結び付いているのを考えるとなんとなく納得が
行くような気がします。ともあれ、アイルランドからのお客様は、我が
家に色々なエピソードをもたらしてくれて、いつも勉強になります。
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