土曜日高学年クラス
The SONG OF THE SALMON 「サケ、はるかな旅の詩」にぞっこん!
夏の交流会でのWSの話合い
SB:”Green,Green" 小学生たちはよく、学校でうたっているらしい。好きな歌だそうだ。でも、意味は英語のとはちがうね。ママがパパになっていたり・・・。今日は英語でなんといっているのか、かんがえてみる。この主人公はうまれたときから、『遠くへ旅する」ように、運命づけられてるのかな?アメリカにホームスティした大学生たちは地平線のあるアメリカの広大な景色をみたら、『そのまた遠くへ、まだ見たことないところへ」いきたい、と思う気持がわかるよ!!という。小学生たち、将来のホームスティで是非みてきてよ!
「サケ、はるかな旅の詩」
小学校で、鮭を卵から育てて、近くの多摩川に放流したことがあるあやのちゃんと、コウタくん。どんなふうに、たまごから鮭が生まれて泳ぎ出すのか、など、説明。卵のときも、中の目のついた稚魚が体を動かすと、たまごがういたり、うごいたりするらしい。
1-4まで、ききながら、クレパスやパステルで、各自、水の中の絵をかいてみる。うまれてくる鮭のあかちゃんがすぐたべられるよう、小石に緑の藻がはえてるんじゃないかなあ?と、かくコウタくん。氷の隙間から漏れてきた日の光があたって、目をさますところの、金色の卵を書いたキンタロ。卵の中で黒い目が現れたところで、その目で水の中の世界をみているのじゃないだろうか、と、興味しんしんの目のついた卵がかたまっている様子をかいたはるか。
一つ一つがとてもいろいろな、きれいな色をしているという、あやのちゃんの
卵。これからもっと、つづきをかいてくる、とのこと。
水の中でみえるいろいろなものが見えてきた!
さっそく、4から、動く。大学生たちが稚魚を取り巻くいろいろなものになる。大学生たちは、英語をきいて、動こう!小学生が鮭の稚魚になって、本当に40分、必死に泳ぎ、逃げて、広い海をおよぎまわって食べて食べておなかいっぱいになったり、川をのぼったり、水にあらがったり、卵を生んで、力つきて、水に流されたり、・・・本当にうごきっぱなしで疲れたけど、おもしろかったなあ! 『何回も何回もたべられちゃうところをやったけど、どんどんたべられちゃって、にげまわって、なんかかわいそうになった。」(あやの)
『親からこどもへ、つぎつぎと、つながっていくんだね。」(コウタ)
「「二千匹に一匹がやっと、生き残って、卵を生むらしい。すごい!」(キンタロ)「二千匹に一匹だけが生き残って、その一匹が次の命をのこすの?人間が昔から鮭に頼って生きてきた、といっていたけど、こんなたくさんの鮭が命を落として、命がつがれていくなんて、すごいと思う。(はるか)」「
"There was no waste in their death".
Hey,swim away,♪~の詩が頭から離れない。みんなで歌いながら動いた。
最後に、真っ赤になった腹をかかえて競い合って川を上っていく秋の河口のカナダの鮭の写真。星野道夫の「クマよ!」をみんなで見てみる。丸々太った鮭を捕まえて食べる、クマの親子。広大なアラスカの自然の中で。
以前、シャペロンでカナダのバンクーバーにいったとき、人類学博物館をたずねて、鮭やクマのたくさんの彫り物をみたとき、アイヌの人々ことをおもいだした。環太平洋圏で、鮭の恵みを共にわかちあってきた共通の祖先たちを思った。
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