C.W.ニコル氏 講演会 「大地とともに生きる勇気を」
ーーウェールズの森、カナダの川、そして日本の明日ーー
大山Pのお母さん方3人と一緒に聴きに行ってきました。
こどもたちにも、是非きいてもらいたいおはなしでした。
十七歳で故郷ウェールズをとびだして、「たぬき」のおはなしのように、
世界中を冒険し,ラボッコに『ワフ家」「たぬき」『国生み」をはじめ、たくさんのライブラリーをとどけてくれた作家のニコルさん。「ぼくはウェールズ系日本人だよ」という日本人より日本を愛しているだろうニコルさん。「ボクは人間にみえるけど、ホントはクマです」とおっしゃるように、たくさんのものを育む大自然や大地のように大きな体のニコルさん。語り口はあたたかく、ユーモアに富んでいてニコルさんからもらったメッセージは、未来にむけて私たちは何を今すべきなのか、私たちと子供たちはどんなふうにいきていくのか、を教えてくれた。そして、この夏発刊されるニコルさんのライブラリー「゛DURSHIN THE NAKED PRINCE”(「はだかのダルシン」、「鮭ハルカなる旅の詩」「妖精のめ牛」)にこめられているニコルさんの熱き思いに、はやく子供たちとともにふれたいとねがいました。今回のライブラリー制作に関しても、ラボは本当に世界一流の俳優、音楽、絵、プロデュースをしてくれたことをニコルさんはよろこんでいました。ます、ます、ライブラリーが楽しみです。
ニコルさんが来日したころは日本には、イギリスやヨーロッパではとっくの昔に失われてしまった里山の自然や、手付かずの自然がちゃんとのこっていて、人々はその自然の恵みに浴して生活をしていた。でも、昭和の高度経済成長期の乱開発で、日本はその大事な自然を捨ててしまった.でも、子供たち、私達が『何を失ってしまったか」を意識することができれば、もう一度、やり直せる。かつて、炭坑であれはててしまった故郷ウェールズが人々が木を植えることによって,緑をとりもどし、鮭ののぼる川をとりもどしたように。
鮭が川をのぼり産卵する。それをクマが食する、そのことによって、その大地がどんなに栄養分にとんだ土地になるかも、説明された。
『生き物は全部サイクルの」中で生きている」このことを、こどもたちが学びながらそだっていってほしい。
『生きること」
「未来を信じること」
「他の生き物とくらすことに、誇りをもつこと」
ニコルさんは、この目に見えない大切なことを、物語を通じてラボの子供たちに学んで欲しい。ラボはただ英語をまなぶだけじゃないから、
learning Life! Love Life!を学んで、
そして、コトバに魂をこめる。
この世界を愛とこどもたちの笑顔でいっぱいにして。
ニコルさんのこのことば、大切にしていきたいですね。
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