土曜日高学年クラス:スサノオのいる『根の国」までおいでなさいーースサノオは母神にあえたのかな? イザナミのいた死者の家のあるような根の国じゃないようだね。
SB:I'm Working On the Railroad/
Take me out to the Ball Game (ひとつしかない地球より)
TA:『オオクニヌシ」
前回やったスサノオがとても子供たちには人気。オオクニヌシのはなしだけど、みんなの興味はスサノオに集まる.母神にあいたくて、海にいくのをいやがったスサノオは「中学生くらいの反抗期」スサノオだという、小六の平太くん。(これからスサノオだね)姉神にヤマタノオロチからとった剣を献上したとき、ちょと、大人になった、という。それからいろいろなことがあって、どんどん成長したのだという。このおはなしのスサノオはもう、すっかり大人になっているとのこと。大学生の金太郎に「ぐっと、成長するそういう時があった?」と、きいている。「うーん、まだきてないぞお!」
スサノオが母神にあえたかどうか、みんなとてもしりたがっていたので、根の国にいった、ってことは母神にあえたということかなあ?とかんがえる。
母神が死者の家でみにくい姿になっていたのは、しばらくの間だけで、そのあと、全くすがたがみえなくなってしまうのではないか、だから、その姿には合うことができなかったのではないか、と金太郎。
でも、オオクニヌシがいった根の国は、イザナギがいったような、死者の国とはようすがちがうぞ、と、平太。真っ暗でなにも見えないようなところではなく、草も青々とはえていて、この世のよう。
「ヨモツヒラサカの大岩はどかされていたのかな? オオクニヌシはヨモツヒラサカを越えてこの世と根の国を行き来している。 いろいろな本をよむと、オオクニヌシはスサノオの子孫となっている。「根の国にはお父さんのスサノオがいるからたすけてもらいなさい」というオオクニヌシの母神のことばがのっている本もある。スセリヒメのオオクニヌシの娘だし・・・。ところで、最初のヤカミヒメとは結婚しなかったの? 系統図をみていた平太がオオクニヌシにはたくさんのおくさんがいることを発見!ヤカミヒメとも、スセリヒメとも。系統図をみて、こんがらがっているみんなに、テューターより、
氏族ごとに神話をもっていて、それぞれの正当性を主張するためにいろいろな語りかたがあったらしい、と一言。
オオクニヌシは最初に何歳くらいだったんだろう?洸太も平太も10歳くらい、という。「おれたちくらいの少年」という。生き返るたびに成長するんじゃない? このあと、オオクニヌシはどうなった?八十神をやっつけて、国をおさめたということだけど。テューターが、出雲神社へ行った時の資料をみせる。ものすごく太い注連縄で力の大きさを見るよう。少年のオオクニヌシとウサギが話しをしている像も見える。平太が、「ぼくは、四番のところがすきだな。なんていうか、オオクニヌシのやさしさがでているから。動物にもやさしかったんだよね。」そうそう、今日の”Ten About Me"で、平太くんは、”I want to be an animal doctor" って言っていたね。
とにかく、みんなでうごいてみる。海の風をかんじるような、最初の場面。八十神のふざけあい。にぎやかさ。平太はすでに素兎になって、砂の上でぐったりして、ころがっている。 隠岐の島と白兎海岸は地図でみたら、ものすごく離れていたので,みんなでびっくりしたが、なかなか4人だと、うじゃうじゃいる鮫の橋を表せないけど,ここはとてもたのしい、場面。がまの穂というのが、わからなかった小学生たち。〈カエルの皮だとおもったらしい)
スサノオをやった平太に、「スセリヒメをとられちゃったスサノオのお気持ちは?さびしいんじゃない?」ときくと、「スサノオは我慢つよいから、ひとりでも、いきてくのさ!」といっている。 古事記をよんで、その後のスサノオのことも読んでみたらおもしろいとおもう。
来週はテューターの都合で、23日〈木)7-9時。
「わだつみのいろこのみや」4つの神話の最後なので、全体をとおしても考えてみたい。平太くんは事前活動と素語りをがんばろう!
発表会の「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」のききこみもすすめよう。このクラスは素語りできるようにしていこう。(おはなしの路線図、きもちの路線図を自分の中に描こう!)
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