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お話しサークルでWS |
12月09日 (金) |
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先日、私の所属するお話サークルで、WSをやってみました。 サークルといっても少人数で、活動は主に未就園児の子育てサークルに出張してお話ししたり、エプロンシアター、紙芝居、手遊びなどをしています。 あとはここを拠点にメンバー以外の人も募って学校での読み聞かせ活動もしています。
絵本に詳しい方ばかりではないし、子どもによい本とは、とかどうして子どもに本を読むのか、ということもなかなか話す時間がないのが現実です。 そんな中で、私は研修などでやったWSをアレンジして時々紹介しています。 読む側が心や頭を柔軟にしておきたい、というのが狙いです。
今までやったのは、「お話し連想ゲーム」これは、みんなの知っているお話を取り上げて、1つのお話しにつき3つ自分が大事だと思うことばを選んで、同じ人が一人いたら1点などと点数をつけ勝負ありのWSでした。(点数が少ない方が勝ち)
「音楽を聴いて場面を描こう」ラボの音楽CDを使って、どんなことが起こっているか想像して、言葉または絵を描く。 「太陽の東、月の西」の最後の場面の音楽を使いましたが、みんな広い場所をイメージして、ハッピーエンドな物語を書いてくれました。
そして、今回ですが、擬音を聞いてどんな場面かを考える、をやりました。(ランス氏のWSをまた聞きして更にアレンジしてしまいました。) 使ったのは「きょうはみんなでくまがりだ」 最初にお話のなかの英語の擬音だけをとりだして聞いてもらい、どういう状況かを考えてもらいました。 ("swishy swashy" は水の中というイメージが結構多かったです。) 次に英語で読み聞かせをして、今度はどんな日本語にいたらいい? (同じく"swishy swashy" はざわざわ、"splash splosh" はばしゃばしゃ、など) 実はこんな訳になっているけれどどうかな? それぞれ、どうしてそう感じるのかも話してもらって、いろいろな経験を総動員して考えてるね、と実感してもらいました。 そこでこどもたちも、もっと少ない経験をフルに使って新しいことばを受け入れていってるんじゃない? ということを話しました。 みんな最初はすごーく悩みながらやっていましたが、最後はとても楽しそうでした。
最後に蛇足ながら、私の幼いときの「言語獲得」エピソードを披露しました。 幼稚園の年中の時、お絵かきの時間にみんなで花瓶に入ったバラの花を描いていました。 先生は「グレーのような地味な色で下書きしてから描きましょう」と言ったのです! 「グレー」も「地味」もよくわからない私たちはクレヨンに手を伸ばすこともできません。 どうしよう・・・ ふと私はすごいことを思い出しました。「ねえ、グレーって紫じゃない? だってグレイプってぶどうでしょ? 葡萄色って紫だもの」 ほほほ、そのあとの先生の反応は想像にお任せします。 4歳にして私は「グレー」と「地味」を一気に鮮烈に覚えたのです!
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