土曜日高学年クラス:「国生み」:"Fire? What's That?"イザナミは美しいものしか、思い描けないんじゃないの?イザナキは火の“効用”、どんなにやくに立つかのほうを、思い描いているけど、それに対するイザナミの答えは「なんだか、こわい。」だよ!イザナミは「ああ、うつくしいなあ!」といわれる存在だから。男と女のちがい???
今日から発表まで、3時間の長丁場。小学生たちもきょうは、とてもがんばったね。話し合うこともやまほど。それを動きにどう生かすか、これでもない、これでもない、と何度もやる。目一杯の3時間だったが、だいぶ一人一人のこのおはなしに対する「発見」を表現につなげることができ、充実していたかな?今日のリーダーは憲太郎。
神々の誕生:「この岩だけの大八島が、たくさんの自然の作用によって、にぎ やかになっていくようすをあらわそう!」先週はその神々が何をあらわし ているか、どんな神(性格など)か、を話し合ったが、きょうは、それを 動きにいかそう、といろいろはなしあっているうちに、”いろいろな自然の作用”の理科のはなしになる。水の作用、河の作用、生命がうまれてくるところ、霧が野をわたり、植物にうるおいをあたえて、谷をかけあがり、雲になり,雨になって、川のみなもとになり・・水行末、雲来末,風来末というのはこのことかな?おたがいに作用しあっている何か,有機体みたいなものをかんじるみんな。地球の誕生とはこのことか!
火の神の誕生: いざなぎといざなみが火について話し合っているところを、 後ろで二人がそれにあわせてうごいているうちに、イザナキとイザナミ の「火」にたいするイメージがちがっているのだ、ということに気付 く。「やっぱり、男のほうが、ものしりなのだ」という、Tにとっては ちょっと、頭に来る(!)大学生の意見に、小学生の洸太くんが、
「いや、イザナミは、「うつくしいなあ!」っていわれるくらいだから、美しいことしかかんがえられないでいるんだよ!きっと、火は残酷でおそろしいものだから、イザナミにはかんがえられないんだよ!」と一生懸命いう。(いいぞ!いいぞ!良いことに気がついたね!という思いのテュター)。「なるほど!」のみんな。残酷・恐ろしい、破壊するもの、焼きはらうもの・・・火! そういえば、戦争のイメージは火だ。でも、イザナキは、(みんなによると)現実思考であり、(そこが男のいいところだという!)
火の効用、利点に重きをおいているんだよ。だから、ここは、この二人がイメージしていることが、ちがうものであることを表そうよ!ということになる。「光をたばねてぎゅっとしぼったもの」という表現は、虫眼鏡で光を集めて、紙を燃やすときのことをイメージしてやってみる。“ vital thingの 意味は? (大学生しらべてこようね、こんなキーワードは。)「生命を維持するのに大切な=大事な」。イザナミはイザナキのことばをきいても「なんだかこわい」。でも、人間の命をつないでいくなら、と火を生んでみたんだ、とわかる。火の神はあばれんぼう、ということで、これこそ、みんなの出番。いきたえていくイザナミのからだから金銀銅鉄の神が生まれた時、そこから、イザナキが剣をつくったのではないか、という意見。その剣で、イザナキは火の神の首を切ったのだ.。 最後のstone drilling, splitting of tree stumps, forges の神というのが、イメージができない。これは何のことをさしているんだろう? 答えがでない。イザナキは自分が考えていた以上の火の力をおさえられないでいる。イザナキの気持はどんなだったのか?
*根の国、地下の国,死者の家とは? ‘よもつひらさか‘の意味。桃の木 はどこにあるんだろう? イザナキを助けてくれた ぶどう、たけの こ、桃の意味は?
先週、みんながしらべてきた、二柱の神の前にあらあれては、姿を隠し た7柱の神のなかに、地下をおさめる神があった。イザナミがかけあったという神々はこの神のことかもしれない。本当に何もみえない、“原始のくらやみ”という点では、一致したが、生きている者にはそうみえるが、死者には、ちゃんとその世界で“生きていける“ようなそんな世界が存在するのではないか、という平太、憲太郎の意見。いきるのも、死ぬのも、そのいる世界がちがうだけ? 私も彼等も、夏以来、二つの世界のことをずっと考えてきたのかな?そう考えていると、また、会えるような気がして。でも、いろいろな神話のなかに、死の世界から、愛しい人をとり返そうと試み,失敗する話しがあるのは何故? 「イザナミは生きているときとすこしも変わっていなかった」というが、それは、何故か?
今日は、動いてみて,逃げるところがただつかれるだけで、怖い感じも何もなかったので、来週はそこをかんがえる。根の国、地下の国、死者の家、よもつひらさかなど、自分のイメージした、絵をかいて、持ち寄ろう,ということになった。私も、憲太郎も、島根の出雲神社の山のふもとにあった、「根の国へのいりぐち」をいう真っ暗な洞穴がとても印象にのこっている。調べてきても何かヒントがつかめるかもしれない。
来週は、音楽CDでも通してみる予定。セリフ,ナレーション各自、責任もって、がんばってくる。
火曜日3:40から クリスマス会、実行委員会
3月のパーティー合宿日程:24(金)-25日(土)青少年の家
春の発表にむけて、どのようにくんでいくか?話し合う.
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