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ちちんぷいぷい |
11月11日 (金) |
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小学校で1年生への読み聞かせの時間でのこと。 毎週金曜日の朝、小学校で本を読みます。 1・2年生は月に一度。その他の学年は1学期に1回程度です。 さて、今朝教室に入っていくと黒板に「きょうはよみきかせのおかあさんがいらっしゃいます」とすでにインフォメーション。 こどもたちもほとんどがそのつもりでいます。 もちろん少しざわざわしているのですが、一番前の席の女の子が周りの子に自分の手を見せていました。 手の甲のところがすこし擦りむいたようになっていて痛いというのです。 たいしたことないな、と思いましたが、すごく気にしているようなので、「じゃお話しが終わったら先生に聞いて保健室行こうか。 でもそのまえに自分でちちんぷいぷいっておまじないした?」と聞いてみました。 え?という顔。周囲の子たちもちょっとしーんとしてしまいました。 「あらあら、こういう怪我はまずおまじないしないと・・・」私は真面目な顔で続けます。 教室中が注目してしまいました。 そこで女の子の手をとって、そうっと「ちちんぷいぷいの、ぷい」と言ってみました。 「どう?まだ痛い?」 その子はちょっと首をかしげましたが、もう「痛い、痛い」と大騒ぎはしなくなりました。 そうして私が本を読み始めるととても集中してきいてくれました。
今の子たちはあまりこの言葉をしらないようでしたが、(知っていてもこういう風に使うとは・・・ね)やっぱり魔法の言葉でした。 ちょっと自分に関心をもってほしい子ども。 それを無視せず、でもあまり大げさにせず、周りの子も納得させられて、さらにその後のお話にも集中させられて。 本当に助かった「おまじない」の言葉でした。
最後に「まだ痛い?」と聞いたら首を横にふっていました。 よかったね。
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