TSP MEETING 報告 |
08月19日 (金) |
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たま川地区では、ラボ創立40周年記念行事として、『ひとつしかない地球』をテーマに、こどもフォーラムを企画してみよう,と準備をはじめています。歌のテーマの中から、地球環境の改善について、私達にできることは何かを考え、実践できることをさぐり、智恵を出し合う所まで話し合えればいいなあというところまで、みんなの問題意識は統一しました。
昨日はその3回目でした。
夏休みの間に、前回考えた、
1、異常気象 2、CO2 3、ごみ問題 4、野生動物の減少
5、京都議定書 6、土壌汚染
の各項目について担当を決めて調べてくることにしていました。
7,8月といっても、大学生は、テスト、キャンプ、地区合宿などで、本当に忙しいのに、よく調べてきていました。
調べてきたことをSHAREしあいました。
その結果、異常気象、野生動物の現象といっても、地球温暖化がその原因で、このままのペースで温暖化が進むと2400年には、地球は人類の住める星ではなくなるらしいということがわかりました。そうならないためには、今、温暖化ガスといわれているガスの排出を100年前の水準まで戻さなくてはならないそうです。でも100年前というと、自動車も航空機もなく、エジソンがやっと電気を発明したころで、それを考えるととても難しいことだと想像できる。
そこで、先進国を中心に温暖化ガスの削減に取り組んでいこうという取り組みが始まり、その結果各国の温暖化ガスの削減に数値目標を設定して取り組んでいこうという国際条約が、京都議定書である。その中に特に数値目標として掲げられているのが、二酸化炭素・CO2である。
というようなことが理解できました。
「どうしよう。やばいじゃん 『地球』。」という声も聞かれ、でも「おもしろい、夏休みの自由研究みたい。」「久しぶりに、楽しかった」などと、メンバーはのってきました。
調べていくうちに、色々な問題点も意識されてきたようです。
1、CO2の削減といっても、努力しているようでも、242億トン(2000年)から、241億トン(2002年)に、2年間で1億トンしか削減できていない。
2、CO2排出量第1位のアメリカが、京都議定書を批准していない。
3、CO2排出量第2位の中国が、発展途上国であるということから、削減数値目標を設定されていなくて、その排出量の伸びが急上昇している。
4、土壌汚染は人体に直接悪影響を及ぼすのに、その原因を特定するのがむつかしいために対策がしにくく、深刻な問題になっているのに手付かずの場合が多い。
など。
会議の持ち方、枠組みやプレゼンテーションの方法についても、わかりやすく、たのしいものにしたいね、ということで、スライドや、パネル、ワークショップコーナーや、やってみよう、作ってみようみたいなコーナーも考えよう。プレゼンテーションも、小学生にもわかるようなやり方をくふうしたいね、ということもでました。
【会議の進行のイメージ】
<STOP THE 温暖化>(全体プレゼン・・現状、問題点などわかりやすく提示する)
CO2排出について 京都議定書について
(ミニ プレゼン) (ミニプレゼン)
(参加者によるテーブル (参加者によるテーブルDIS)
DISCUSSION)
<SHAREING>
(私達に何ができるか テーブルDIS) (テーブルDIS)
というような感じかな。
まだ途中なので、変わっていくでしょう。
秋には、諸外国、交流のある友達にアンケートを作って送りたいね、
できたらホームページも作りたいね、という話も出ました。
次回は9月19日(月・祝)17時から
各自の分担こうもくについて、
●プレゼン用の内容を文章化し、レジュメをつくってくる。
●DISCUSSIONの内容を考えてくる
です。
高校生や、中学生にも参加してもらいたいし、できれば御父母で
いい智恵をお持ちの方には教えていただきたいです。
明日、8月20日、13時から 青山である、「環境政策提言ブラッシュアップワークショップ@東京」に参加する方を募集しています。
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たまがわのアケゴンさん (2005年08月20日 22時39分)
お盆の帰省の帰りに一宮に住む妹がチケットを送ってくれたので愛知万
博へ行ってきました。万博のテーマが地球環境ということもあり多くの
パビリオンがいろんな方法で環境問題を取り上げていました。(暑くて
人も多くそんなにパビリオンにも入れなかったのですが)子供とも帰り
の新幹線の中でじゃ自分は何をしたらいいのかななんて事を話すことが
できました。(でもそのおかげでこの暑さの中クーラーをつけないまた
は設定温度を上げられたのにはちょっと困っています・・・)それで夏
休みの自由研究は環境問題ということにやっと決まり、来週ラストスパ
ートです。(加えてラボの語りも来週発表しなきゃと今がんばっていま
す)
自由研究のテーマに来年の国際交流にも使えるかなという「風呂敷から
環境問題を考える」ということを誘っています。
これは、私が学生時代アルバイトをしていた大学の先生のプログを見て
知った事です。その先生は生物学(微生物専門)の先生で今学生に環境
教育を教えていらっしゃっています。とてもユニークな先生でいつも知
的刺激を与えてくれる先生です。もし興味あれば下記がプログアドレス
ですので覗いてみてください。環境問題についていろいろ詳しそうなの
でななにか参考になるかもしれません。
https://www2.kyoto-wu.ac.jp/club/blog-kyoin/blog.cgi?
mode=detail&teacher_id=takakuwa&entry_id=253
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Re:TSP MEETING 報告(08月19日)
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返事を書く |
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サンサンさん (2005年08月22日 18時00分)
やっとフォーラムの楽しさが見えてきたようですね。
きっと、そうなると思っていました。
やる前はおっくうですが、やり始めると、いろんなことが見えてくると
楽しくなるものです。
これは、何度か経験済みなので、いい感じになってきているなぁと思い
ます。
次回はいつですか?
今度は、関わらせていただきたいなぁと思っていますので、よろしくお
願いしますね。
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Dr.Susuさん (2005年10月12日 22時41分)
私のブログをご紹介いただき、嬉しいですね。
環境教育はいろいろあれど、すべて人間のための環境教育ですね。
そこで、いのち、命、生命と3種類の言葉を考えて見てください。
生命とは、生命科学とか生命工学とか使いますが、概念的な内容を指します
ね。命とは、私の命、あなたの命など個別の生き物の命ですね。
それに対して、いのち、とひらがなで書くともっと広い意味になりますね。
一つ一つの命をつなぐ、根底に流れる時間と空間を超越したものが、いのちで
はないでしょうか?
私の考えている環境教育とは、すべてのいのちを大切にする視点から考えてい
くものです。ヒトもこの地球上に生きている1種類の生物に過ぎません。
相互に依存した関係の中に、一つ一つの命が存在するのです。それが共生では
ありませんか? いのちは関係性に存在するのです。
では、またお会いしましょ
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