|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
大迫の興福寺国宝展in山口県立美術館。びっくりでした。 |
05月18日 (水) |
|
1本の大木を彫り作られた、とは思えない、躍動感のある迫力。
像の指先、水晶がうめられた瞳、風にたなびく衣の裾、顔のしわ、今にも動き始め、戦う者あり、叫ぶ者あり、静かに教えを説く者あり。千年前の世界が、目の前で始まりそうな、そんな緊張感が張り詰めた会場でした。
平安時代は穏やかで、その様子は作品にも表れている。鎌倉時代、源氏の時代になると、世の中が動き始め、人間臭く、活力あふれて、生き生きととした様子が作品に現れてくる。そんな事も、歴史に疎い私にも理解出来、とても感動的で嬉しいことでした。
わたしのお気に入りは、筋肉隆々で、振り上げた腕がひゅ~んと飛んできそうな、眼光鋭い『金光力士立像』、上目使いの目が愛らしい『龍燈鬼』です。
そうそう、『西遊記』の三蔵法師の坐像がありました。彼の右手、なんとピースしているんですよ。ご存知でしたか?ユニークな性格だったんですね。好奇心旺盛で、世界に飛び出した人なんですからね・・・?
隣で見ていた子ども達も喜んでいました。
ふふふ・・・
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|